アーカイブ:2016年06月
熊本地震に伴うボランティアバスを運行しました~パート2~
こんにちは北九州市社会福祉協議会ボランティア・市民活動センターです
熊本地震に伴うボランティアバスの運行~パート1~の続きです
活動を行う依頼者さんのお宅に到着したら、まずはご挨拶そして詳しい活動内容の確認を行います。
今回の主な活動内容は、
倒壊した家屋から出された大事な家財道具をゴミステーション(集積所)まで運んだり・・・
別のグループでは、落ちてきた屋根瓦や倒壊した壁を土のう袋に詰めたり・・・
また別のグループでは、一輪車や人の手で運べる場合は災害ゴミを近くのゴミステーションまで運搬したり・・・
・・・と、多岐に渡りました。
気温の上がった日中の活動は特に、休憩を適度に取りながら熱中症やケガに気をつけます
活動自体が終わらなくても15時には活動を終了し、16時までに出発した熊本市災害ボランティアセンターの各サテライトまで戻ってきます
サテライトに戻ってきたら、災害ボランティアセンターから持ち込んだ資機材をきれいに洗浄します
そして、メンバーからの意見をまとめたリーダーが、運営スタッフに活動報告をします。
活動報告の内容は、依頼者の要望も聞いた上で活動を継続するのか完了なのか、また活動中気付いた点を伝え、次回に活かします
活動報告を終えれば、活動終了です活動を終え、清清しい表情をされていますね
みなさんお疲れ様でした
これからまた、バスに乗って北九州まで帰ります
日帰りという短い時間の活動ではありましたが、少しでも困っている方々の力になれたのであれば幸いです
そして・・・災害ボランティアとして活動する上で1番大切なことは、ケガや熱中症に気をつけることもそうですが・・・
依頼者の(地震により喪失感に悲しまれ、大事な家具や持ち物を災害ゴミとして処分しなければならない)気持ちに寄り添いながら活動を行うことです
参加された方々からいただいたアンケートの中には、
『自分が災害に遭えば同じような想いをしているでしょう。希望を見つけ元気を出してもらいたい。』との声がありました。
また、『人のために無償で活動することの楽しさを感じた。』
『人のお役に立つこと、そして支えあうことの大切さを学んだ。』ともありました。
災害ボランティアセンターは、主に各地域の社会福祉協議会と行政や関係機関・団体等が協働のもと運営しています。
災害ボランティアセンターによって、運営主体や運営方法はさまざまですが、災害ボランティア活動を被災地の力になるようにつなぐ役割を果たすことに変わりありません。
そして・・・今でも熊本地震により大きな被害を受け避難生活を送っている方、また、日常生活を送っているように見えても、心配ごとや悩みごとを抱えていらっしゃる方も多くいらっしゃるかと思います。
現地に行くことはできなくても、義援金や支援金を送ったり、熊本産の物産を購入したり・・・とできることをこれからもしていきます
いち早く日常を取り戻すことができますように、心から願っています。
最後に・・・今回のボランティアバスの運行にあたっては、様々な方々のご協力があり実施できました。
運行のご協力をいただいた北九州市交通局さま、
早朝から駆けつけご参加いただいた市民の皆さま、
北九州青年会議所さま、連合北九州さま、北九州高齢者福祉事業協会さま、大英産業さま、九州電力さま、エフコープさま・・・
本当にありがとうございました
西部ガス労働組合北九州支部 U-SHIP様より、プルタブ・義援金等を寄付いただきました
市社協ボランティア・市民活動センター 活動推進課です。
6月7日 西部ガス労働組合北九州支部 U-SHIPさんが来所され
プルタブ(24.3kg)、切手(290g)を持参してくださいました
プルタブは、若手組合員で構成されるU-SHIPさんが呼びかけ、
北九州支部の組合員約300名の方々が、協力して集めていらっしゃるそうです。
今年のプルタブの量は、なんと昨年の2倍以上
みなさん、かなり喉の渇いた一年だったのでしょうか?
冗談はさておき、きっとプルタブ収集活動が浸透された証ですね!
さらに今年は、3月のフリーマーケットでの売上金を
熊本地震義援金として寄付してくださいました。
お預かりした義援金27,564円は、熊本県共同募金会に寄付させていただきます。
被災地支援には、今回の義援金や寄付金のほか、被災地の品物を購入したり、
現地に行かなくてもできる方法があります。
私たちもU-SHIPさんのように、自分たちにできることで
被災地のみなさんを応援していきたいですね
西部ガス労組北九州支部のみなさん、ありがとうございました。
熊本地震に伴うボランティアバスを運行しました~パート1~
こんにちは 北九州市社会福祉協議会ボランティア・市民活動センターです
段々ジメジメとした季節になっていますが、いかがお過ごしでしょうか
さて、5月27日(金)と6月3日(金)の合わせて2回、平成28年熊本地震に伴う被災地支援活動としてボランティアバスを運行しました。
参加いただいた方々は、災害ボランティア登録者さんや北九州青年会議所さん、北九州高齢者福祉事業協会さん、関係企業・団体さんなどです
早朝に市内で出発式を行い、1回目は熊本市災害ボランティアセンターの城南サテライトへ、2回目は城南と東区サテライトへ向かいました
出発式の様子 出発前に集合写真
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交通局職員さんや社協職員でお見送りです
『いってらっしゃい~』
熊本市までの車内では、社協職員による災害ボランティア活動にあたっての心構えや注意点などのオリエンテーションを行いました。
地震の影響で高速道路には亀裂が入り、車窓から見る景色がふだんと違いました・・・
災害ボランティアセンター到着後、まずは受付を済ませます。
ここでは、ボランティア登録とボランティア保険に加入しているのかの確認を行い名札シールに記入します。
(※次に通常はオリエンテーションを行いますが、車内で済ませているため、省略させていただきました。)
その後はマッチングですここでは、依頼者のおおまかな情報と活動内容(ニーズ)をお伝えし、手上げ式で活動希望者を募ります。(活動内容によっては、男女比が決まっている場合もあります。)
ニーズによって必要な資機材は変わってきます。マッチングのスタッフとグループメンバーが話し合った上で、資機材を決めることもあります。
瓦礫処理に土のう袋や軍手は欠かせません
必要な資機材を揃えたら、さあ出発です
依頼者宅までの移動方法は、徒歩、自転車、公共交通機関等さまざまです。
マッチングの際に受け取った地図や、自身のスマホを頼りに現地まで向かいます
活動の様子など、パート2につづく・・・